カンファレンス
ビジネスで使えるUX基礎から
現場の最先端まで
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受付
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あいさつ
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計測のさらに先を読む
ウェブサイトの分析では定量化データがよく利用されます。ビッグデータのようなものは、これまで以上にデータの追跡、測定、保管が可能だからでしょう。これは、数字などの事実に基づいて物事を決定をしたいデザイナーや技術者にとって魅力的です。
しかし、より多くの数値化されたデータが、必ずしもより多くの意味を生み出すとは限らず、逆に数値ばかりを見て重要なことを見落としているかもしれません。ユーザーの経験(エクスペリエンス)は工学的な数量の問題に還元されことはありません。つまり、定量化では数えられない重要な(定性)データの捉え方を考えましょう。
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休憩
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AI時代の倫理
これからの20年、ネットへ接続された製品はよりユーザーからの信頼が求められます。開発者とデザイナーは、一般の人々により一層の注意を払う必要があります。なぜなら、私たちは多くのデータを扱い、より多くの生活のあらゆる部分へ関わることになるからです。
そんな中、人工知能(AI)は、ユーザーの重大な秘密情報も知ることになります。連動して機能するデバイスはセキュリティと安全性を自動化してくれるでしょう。自動運転技術は、車に乗っている人の生死も左右することになるでしょう。
しかし、AI産業は将来の倫理的、社会的、そして政治的な課題にまだ前向きに取り組もうとはしていません。多くの人が技術は中立であると誤って信じ込み、ロボットのような無機体は倫理的な性格を持つことはできないと考えているのです。それによって大きな過ちを起こしています。それは、人種差別的なチャットAI、研究の不正、個人情報の悪用、つまりは信頼を破壊し、本来は助けなければならない弱い人を攻撃することです。
これは危うい方向であり、最先端技術とその中におけるインタラクションデザインの役割について、倫理的な議論がすぐにでも必要なのです。
なぜ企業は倫理的に議論がされていない未熟な決断をするのでしょうか?台頭する新しい技術の倫理とユーザー設計の方法。
日本国内ではAIの技術革新ばかり目がいってしまい、実は欧米では随分と前から議論されていることが疎かになっています。その結果、人工知能が隆盛をむかえる時代において、UXをどのように設計するのかの議論のスタートラインにも立てていません。この講演は、そんな私たちへ不意な気づきを与えるでしょう。
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昼食(お弁当をご用意しています)
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フリクションの一覧
UX業界では「ユーザビリティの悪さから生じるフリクション(Friction:「摩擦」「衝突」)」のインパクトが大きいゆえに「全てのフリクションは悪である」と考えられてきました。この考え方は欠陥していて見直す必要があります。
「ユーザーに考えさせてはいけない」という単純なフレーズは、UX・UIデザイナー達を成長させる考え方ですが、現在は、フリクションにユーザーに考えさせるべき内容が含まれるため、より深く研究する時期になっています。
フリクションはそれぞれのタイプがあり性質が異なります。それぞれのフリクションをステファン・P・アンダーソン氏は、6種類に分類しました。それぞれが異なり、それぞれに独自の対話の仕方が要求されると言います。それぞれの特徴とできることをご紹介いたします。このセッションで一緒にフリクションについて考えることができればと思います。
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休憩
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正しいMVPと顧客の学習
過去数年間、世界で製品開発をする際に「人々に愛される製品を作る」ことに関し、多くの努力がなされてきました。多くの企業が最適なデザインと最善の経験に焦点を当てている中にも関わらず、製品開発の中で最も重要なステップがまだ欠落います。それは、顧客について良く知らないということです。
多くの企業で好評を集めているアジャイルとリーン (Agile and Lean) は、より速くユーザーに製品を提供する技術です。この技術の中核は、実行可能な最小限の製品・ミニマムバイアブルプロダクト (Minimun Viable Product) ですが、残念ながら、実行可能な最小限の製品・MVPは、まだ多くの人々によく理解されていません。
より迅速に製品をリリースするための方法として考える人もいれば、自社サイトに未完成のコードを配置し、製品を台無しにするものだと恐れる人もいます。実行可能な最小限の製品・MVPの唯一の目的は、顧客について学ぶことです。
このステップは、これまで見落とされてきましたが、顧客が愛する製品を作成するための最も重要な部分です。実験によって詳細な情報が明らかになればなるほど、正しい製品を構築していることに確信が持てるでしょう。
本講演では、最も効果的な製品の実験方法や実行可能な最小限の製品=MVPの設計方法について話していく予定です。彼女は、このテスト方法に組織全体として取り組み、総合的な製品戦略に組み込む方法を説明します。
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休憩(おやつをご用意しています)
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対話型UIの設計
次世代ユーザーインターフェースは対話型インターフェースになるというのは本当でしょうか?
このプレゼンテーションでは対話型インターフェイスへの利用される人気の先にある、なぜ対話型インターフェースがより迅速に、満足度の高いインタラクションを構成するのかを掘り下げます。対話型インターフェースが陥りやすい、いくつかの落とし穴についても説明をします。
さらに、人間による対話が心理的にユーザーを楽にさせ、それをどのように高い満足度のユーザーエクスペリエンスをもたらすデザイン原理へ変換するかをお教えします。 この原理は、対話型ユーザーインターフェースか通常のタッチ型ユーザーインターフェースの両方で利用することができる非常に有用なものです。
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質疑、クロージング
カンファンレス内容を含み、スピーカーへの質疑が可能です。マイクで直接質問する以外にも気軽に質問できるように質問専用のフォームもございます。
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アフターパーティ
着席にて赤坂璃宮の料理をお楽しみいただけます。テーブル内での簡単な ワークを予定しています。スピーカーへの質疑等も予定しています。 (限定:60名様 5000円/飲食付き)
会場
大崎ブライトコアホール
〒141-0001 東京都品川区北品川5丁目5-15 大崎ブライトコア 3F